どうしてなのか、自分でもわからない。

 あの人のことしか、見えない。












あなただけ。










「ラダメス」




 ああ、今日もまたあの人がアムネリス様のそばにいる。

 見たくない、見たくないのに、見えてしまう。見てしまう。
 彼を。

 いい加減、この状態が辛い。


 囚われの身の自分。

 愚かなことだということは、嫌なくらいわかっているというのに。
 どうして。





「アイーダ?」


 彼に名前を呼ばれると、心臓が飛び跳ねるようだった。

「あ、アムネリス様は……?」
「お帰りになられた。それより、何?」
「え?」
「だって、さっきからずっとこっちを見ているから」

 そう言われて、顔が真っ赤になっていくのがわかる。
 気づかれていた!



 貴方しか見えない。

 こんなにも、貴方ばかり見ている。


「気のせいでしょう?」


 誤魔化しきれないとわかっている。でも。
 それしか言えない。

 貴方にはアムネリス様という方がいるから。
 私と同じ「王女」。でも、私ではない「王女」。
 彼女はエジプトの王女。


「ラダメス様は自意識過剰なんですよ、きっと」
「何だと!?」

 他愛もなく話せるこの一瞬が嬉しい。
 アムネリス様の前では、絶対にできない。


 それでも。


 いつでも、貴方のことばかり見ている。

 この国に来た時からずっと。



 貴方しか見えない。














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王家版ラダメス×アイーダ。ぎゃあ!
ていうかアイーダ独白状態。
恥さらしな駄文。ちょっと遊んだだけなんだって…!

砂が吐けました。がふぅ。
文章繋がってません。テキトウ。ごめんなさい。



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